音声ブラウザをご利用のお客様向けのリンクです。
本文へ
メニューへ



アマトリチャーナ・スパゲッティ

庄内かえる跳び

庄内のあちこちに出没して、「んめもの」や「おもしぇごど」を探してきます♪



公益大で要約筆記講習会

2007-02-19 14:25:04
OHCを使って、テープから流れる文を要約筆記する生徒 公益大で開かれた難聴学生支援のノートテイク講習会

一昨年から、要約筆記のボランティア養成の講座を受講し、微力ながら、ボランティアとして活動しています。要約筆記とは、会議や講演会などで発言の内容や、周囲の音などを文字にして難聴者に伝えること。だれでも平等に知る、参加する権利があるのですから、そのような障害がある方でも、気軽に会議や講座に参加できる場をつくるのは、公共の機関であればあるほど、大事なことだと思いますが、まだ意識が低いように感じられます。
要約筆記への理解と認識については、ここで書くと長くなりそうなので本題へ。先日、酒田市の公益文科大で開かれた要約筆記の講習会に、「ばんけの会」の一員として参加しました。指導したのは要約筆記のうちの「ノートテイク」という技法で、教授や講師の講義の内容や、生徒の発言、チャイムやベルの音など、音声をノートに書いて、難聴学生に知らせるもの。2月10日と11日、17日と18日に開かれた講習会には現在、難聴の学生が在籍する公益大の学生と、今春から在籍予定の米沢女子短期大学の学生らが参加。「ばんけの会」の齋藤志保子さん(全国要約筆記問題研究会県支部長)から、要約筆記をするに当たっての心構えや、難聴者への理解などを聴いたあと、実際に聞き取りなどをして、ノートに書く技法を学びました。
この場合、ノートに書くのは授業の内容ではありません。先生が板書したものは、耳の聞こえの悪い学生自身がノートに書くもので、ノートテイクのボランティアは、先生や生徒が、今話している内容を書いて伝えるのです。先生が「○○は、△△だと思う人」などと挙手を求めている場合もあれば、手を挙げた生徒が、板書されない、間違った答えを言うかもしれません。その時に、耳の聞こえの悪い生徒が、すぐに授業に参加しやすいように、話の流れを、遅れないで書いて伝えることで、今いったい何が話されているのか知りたい学生の耳代わりになることが重要なのです。ただ、人間が書くスピードというのは1分間に約60字から70字。人間が話すスピードは、普通に話しても300字から350字と言われています。全部書いたのでは、追いつかないことは明らか。そこで、話の要点を、文が完結するように、読みやすい字で速く書く技術が求められるのです。
公益大という、ボランティアとは切り離せない学科がある大学で、このような勉強会が開かれるのは有意義なこと。同大学では、今後サークル活動の一環として、要約筆記について勉強を続けていくそうです。耳の聞こえが悪い学生の、勉強したい気持ちを支えていく気持ちが、学生の間で育つことを、そして、授業で何が話されているかわからずに、学業をあきらめてしまう難聴学生が出ないことを願っています。

荘内日報の記事より>>耳の不自由な学生を支援 ノートテイク 公益大で初の講習会

トラックバック (0) | 紹介