松ケ岡で犬飼さんの友禅染め着物展開催中
京都市在住の友禅染め作家、犬飼千賀子さん(鶴岡市出身)の着物展が、18日から鶴岡市松ケ岡の「ギャラリーまつ」で始まりました。
素材のシルクは、松ケ岡産の「松岡姫」など。伝統ある京都の地で染められたシルクが、あでやかな着物となって、お里帰りしたようです。
犬飼さんは京都に住んで28年になるそうです。何かものをつくる仕事がしたいと思っていたときに京都を旅行し、そこで友禅染めの工房に連れて行ってもらったのが、友禅との出合い。「もし、その時に陶芸の工房に連れて行かれたら、陶芸を始めていたかもしれません」と犬飼さん。
犬飼さんのつくる着物は、伝統的な技法にのっとった友禅染め。デザインを決め、「青花」と呼ばれる露草の花を絞って、独特の方法で保存した液で下絵を描き、もち米と糠で作ったノリで線をなぞり、地色をつける。色を定着させるために蒸しがまに入れ、その後、水にさらしてノリを落とす。柄の部分を染め、また同じような工程を繰り返す…。仕上がった作品を見ただけではわからない、気の遠くなるような作業の積み重ねで、美しく繊細な友禅ができあがるのです。
犬飼さんは「職人さんが長年培ってきた工程は、1つとして省けない。どのような色に染め上がるかは、これまでの経験で想像はつきますが、最後の糸目の線を洗い流すまで気を抜けないのが、大変でもあり、喜びでもあります」と話してくださいました。
若いころは、茶色などの渋い色が好みだったそうですが、近年は季節を感じさせる花などの依頼が多いことから、自分の好みも少しずつ変わってきているそうです。京都では、折りしも「源氏物語千年紀」で、源氏物語にスポットが当てられていることから、巻名にちなんだデザインをつくっているそうです。
同じくギャラリーまつでは、20日から丹後デザイン塾展と、関川科布と丹後藤布の「古代布の響演」が23日まで開かれます。21日午後3時からはフォーラムも開催されます。
お食事処「一翠苑」では、おひな膳(1,600円)を提供しています。
山菜のてんぷらや桜ごはん、春の絹麺、甘酒のシャーベットなど季節の味をぜひどうぞ。
松ケ岡 ギャラリーまつ
鶴岡市羽黒町松ケ岡25
0235(62)4295
9:30〜17:00
着物の用語-友禅/ゆうぜん 2008-07-28 16:28:46 京都きもの工房blog
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